潜伏保育士の保育日誌

子育てって大変!でも、子どもっておもしろい!

チュー太は問題児!?②

チュー太が小学生になった頃の話です。

授業中に座っていられない、授業について行けない…などということはありませんでした。

ただ、友だちとのトラブルが多い…

チュー太は、ルールを守れないことが嫌いです。

ドッヂボールなどのスポーツでも、ちょっとしたルール違反が許せません。

そして、たまにそれが自分ルールのこともあり、友だちとケンカになってしまうのです。

1学期の終わり頃、友だちと取っ組み合いのケンカになり、その友だちにケガをさせてしまいました。

学校から電話を受けた時はとても驚きました。

とにかく夫に連絡し、学校に向かいました。

夫もなんとか駆けつけ、相手の親御さんに謝罪をすることができました。

チュー太も、大変なことをしてしまったと感じたようで、家族で話し合い、「友だちにケガをさせることは絶対にいけない」とチュー太と約束しました。

 

その時から、先生と私の交換日記のような連絡帳が始まりました。

「またこのようなことがないように、チュー太くんの事は、細かくお伝えしていきます。」

と言われ、私たち夫婦もお願いしますと頼みました。

友だちとあった軽いトラブルは連絡帳、少し大きなケンカは電話という風にほぼ毎日のように連絡がきました。

担任の先生も、忙しい業務の中で本当に一生懸命向き合ってくださったと思います。

中には

「今日チュー太くんが廊下を走っており、危うく友だちとぶつかりそうになりました。

ぶつかっていたらケガをさせてしまっていたかもしれないので報告させていただきます。」

という、今思うと「必要だったのかな?」と思うこともありましたが、当時の私は、学校や先生への申し訳なさと、友だちやその親御さんへの申し訳なさでいっぱいでした。

 

どうしたら、チュー太が友だちと仲良くできるのか、私の関わり方を変えたらいいのか、悩んだり、調べたり…

チュー太に怒らず接してみたり、罰を与えてみたり、抱きしめて「友だちを叩きません、蹴りません」と一緒に唱えてみたり…

色々してみましたが、効果があったのかは今でもわかりません。

 

先生が一生懸命向き合ってくださっているのはわかっているのですが、また私の弱さが出てしまい、

「今日は電話がきませんように」

と祈る毎日…

チュー太が目の届くところにいる休日は、ほっとするくらいでした。

 

1年生の終わり頃、お腹にサル太を授かったのですが、

迷惑をかけてばかりで申し訳ないと毎日思っていた私は、

 

「チュー太くんをまともに育てられてないのに、あのお母さん、また妊娠するなんて何考えてるの?」

って先生から思われてしまう。同級生のお母さんから思われてしまう。

と、妊娠したことを言えませんでした。

 

「母は強し」

と言うけれど、

「転校すれば楽になるのだろうか」

なんて逃げることを考えていた私は、弱い母親です。

先生からの連絡も、私自身がつらいから嫌だったのです。

チュー太の同級生を見て

「どうしたら、あの子みたいになるんだろう。あの子のお母さんは、こんな風に悩んだりしないんだろうな…」

なんて人を羨んだり…

チュー太は、かけがえのない我が子なのに…

チュー太を育てたのは私なのに…

 

今では学校から電話がくることはほぼないのですが、よく学校から電話がきた午後6時頃に電話がなると、いまだにビクっとして心臓がバクバクいう私です。

 

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