クリスマス
子どもたちの一大イベント、クリスマスが終わりましたが、学校や保育園では、まだまだその話題がつきないようです。
おしゃべり大好きなスネ美は、
「〇〇ちゃんは△△もらったんだって!」
と、色々な子のクリスマスプレゼントを報告してくれます。
そんなスネ美の様子を見ていて、保育士時代の事を思い出しました。
クリスマス翌日、保育室の中はプレゼントの話題でもちきりでした。
目をキラキラさせながら、プレゼントの話や食べたケーキの話をする子どもたちの中で、1人様子が違った3歳のナナちゃん。
「ねぇ、サンタさん来たの?」
「サンタさんてお家にも来るの?」
「いつサンタさん来たの?」
不思議そうに周りの友だちに尋ねていました。
「ナナのところにはいつ来るのかなぁ?」
「いい子にしていたら来るんだよね?」
そんな風にサンタさんを待ち続けている間に、保育園はお正月休みに入り、クリスマスの話題も消えていきました。
様々な事情の家庭があります。
クリスマスプレゼントがない家庭があっても不思議ではありません。
ナナちゃんにサンタさんは来ませんでした。
「いい子にしていたらサンタクロースのおじいさんがプレゼントをくれる」
そんな風潮の世の中で、そんな事を描いてある絵本や紙芝居もたくさんあります。
ただ、保育園などの様々な家庭の子どもが集まる場所で、安易に
「いい子にしていたら」
なんては言ってはいけないな…
と感じました。